2019/10/27

GNU nanoでシンタックスハイライト

GNU nano

GNU nanoはLinuxだと大体もともと入っているエディタで、正直なところvimやemacs、その他に比べるとあまり話題にならないエディタではありますが、この間、ふとnanoにはテーマとかシンタックスハイライトみたいなものはないのか、と気になって公式ページを観に行ったところ、レトロ・シンプルながら軽量でおしゃれなデザインだなと感じました。HTMLを観てみると、古いやり方でtableタグでレイアウトしておりましたが……

私のおじさん化が進んだせいか、ブワンっと動いたり、スッと画面が切り替わったりの最近のおしゃれなページにはついていけないのである。どちらかというとベタッとした「Theページ」という類で、かつシンプルに読みやすくデザインされたものが好みである。
それはさておき、シンタックスハイライトの設定はすごく簡単で、実はもともと備わっており、OFFになっているだけだったのです。私は現在Manjaroを使っており、他のLinuxディストロをお使いの場合は若干違いがあるかもしれませんので、お気をつけください。
まずnanoの居場所を探します。私の場合は/usr/share/nanoにいました。
次に/home/../.configディレクトリにnanoディレクトリを作成します。そして、その中にnanorcファイルを作成します。
そして、nanorcファイルに以下のように記述します。

include "/usr/share/nano/*.nanorc"
以上!結果はこんな感じです。
Before

After(後ろに写り込んだものは気にせず)

これで素朴で地味だったnanoが華やかになります。
ちなみに対応している言語は少々少ないので「微妙」と言わざるを得ませんが、/usr/share/nano/の中の各nanorcファイルを観てみると、RustやGoなど新しめの言語にも対応しているようです。

またより多くのシンタックスハイライトをご希望の方はscopatzさんという方がGitHubで公開しているものもあります。レポジトリはこちら

せっかく入っているし、立ち上がりも速いので、時々使ってやろうと思う今日この頃……