GNU nano
GNU nanoはLinuxだと大体もともと入っているエディタで、正直なところvimやemacs、その他に比べるとあまり話題にならないエディタではありますが、この間、ふとnanoにはテーマとかシンタックスハイライトみたいなものはないのか、と気になって公式ページを観に行ったところ、レトロ・シンプルながら軽量でおしゃれなデザインだなと感じました。HTMLを観てみると、古いやり方でtable
タグでレイアウトしておりましたが……私のおじさん化が進んだせいか、ブワンっと動いたり、スッと画面が切り替わったりの最近のおしゃれなページにはついていけないのである。どちらかというとベタッとした「Theページ」という類で、かつシンプルに読みやすくデザインされたものが好みである。
それはさておき、シンタックスハイライトの設定はすごく簡単で、実はもともと備わっており、OFFになっているだけだったのです。私は現在Manjaroを使っており、他のLinuxディストロをお使いの場合は若干違いがあるかもしれませんので、お気をつけください。
まず
nano
の居場所を探します。私の場合は/usr/share/nano
にいました。次に
/home/../.config
ディレクトリにnano
ディレクトリを作成します。そして、その中にnanorc
ファイルを作成します。そして、
nanorc
ファイルに以下のように記述します。
include "/usr/share/nano/*.nanorc"
以上!結果はこんな感じです。Before
After(後ろに写り込んだものは気にせず)
これで素朴で地味だった
nano
が華やかになります。ちなみに対応している言語は少々少ないので「微妙」と言わざるを得ませんが、
/usr/share/nano/
の中の各nanorc
ファイルを観てみると、RustやGoなど新しめの言語にも対応しているようです。またより多くのシンタックスハイライトをご希望の方はscopatzさんという方がGitHubで公開しているものもあります。レポジトリはこちら
せっかく入っているし、立ち上がりも速いので、時々使ってやろうと思う今日この頃……